多くの企業が導入している代表的な業務用エアコンには壁掛け型と床置き型、吊り型とビルトイン型があります。コストを抑えつつ快適に冷暖房を使うには予算や用途、使用環境に合った業務用エアコンを選ぶことが大切です。一般的な設置費用は壁掛け型と床置き型、吊り型とビルトイン型の順番で高くなる傾向があります。しかし実際には室内機の数やパワーによって費用が変化するので注意が必要です。
設置場所に合った種類や室内機の数、パワーの製品を選んでください。業務用エアコンは種類ごとの特徴を理解した上で選ぶ必要があります。壁掛け型は小型かつ軽量な製品が多いため小規模な店舗やオフィスなどに適しています。他のタイプはパワーの大きな製品が多く広い空間にも空調を効かせることが可能です。
ただし床置き型は室内機が床面の広いスペースを占拠します。このタイプは室内機を床面に設置しても問題ない工場や倉庫などに適しています。天井に室内機を設置するタイプの業務用エアコンは広い店舗やオフィスに最適です。高性能なだけでなく壁面や床面のスペースを自由に使えるというメリットがあります。
吊り型は天井にスペースがなくても室内機を設置でき大掛かりな加工を施す必要がありません。ビルトイン型は天井ふところと呼ばれるスペースに室内機を設置します。このタイプはデザイン性だけでなく省エネ性能も優れているため人気があります。ランニングコストの安さを重視する場合はビルトイン型の業務用エアコンを選ぶとよいでしょう。